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①駅内看板の設置場所に関して・・・
店舗の最寄り駅に空いてる駅内看板があったとしても、その場所をよく検討する必要があります。狙ってるターゲットが駅の反対側の人であれば、そちらに繋がっている通路沿いの看板が効果的です。または、駅から店舗に向かってくるお客様のための看板であれば、その通路沿いの看板に焦点を絞るとよいでしょう。
②デザインに関して・・・ 歩行者が2秒で理解できるサイン、キーワードは必要最低限の羅列にとどめましょう。ロゴマークやコーポレートカラーで印象づけるのも効果的です。分かりやすい地図があると、なお素晴らしいですね!
③サイズに関して・・・
サイズが小さくても、ターゲットに大きく映るポイントを探すことが大切です。線路沿いのホームの看板であれば、電車に乗る人がターゲットとなり、改札を出るときに見える看板は誘導案内にも使えます。また、階段の上に設置されてる看板は自然と目に飛び込んでくるため、繰り返し視認される効果が見込めます。
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●歩行者の心理(行動)を予測してみると・・・
通勤・通学・買い物・遊び・待ち合わせなど、様々です。
●たとえば、目的地の最寄駅で降りて現地に向かいます。初めて行く場所であれば人に聞くかもしれませんし、目的地の看板を探すこともあるでしょう。
●こうして歩行者心理を考えてみると、駅内看板広告は改札付近に見える看板が効果的であることが分かります。
●また、たとえラッシュ時の雑踏の中にあっても、自然と視界に入り込んでくる看板があります。駅ホームから下に下りる階段を想像してみてください。場所にもよりますが、目の前の壁「全面」が広告になっている看板がそのひとつです。ゆっくり階段を下りてると、視界に入り込んでくる看板は効果的であると考えられます。
●以上のポイントを押さえて、リードサイン(誘導案内看板広告)の掲出場所のプランを立ててみると、比較的イメージが湧きやすくなります。
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仮に、リードサイン(誘導案内看板広告)の掲出候補地を、駅乗降客数・6万人/1日のたまプラーザ駅に定めるとします。
看板設置場所は改札を出て右に10m程の柱にあり、目線にある看板でサイズはH1,200×W900、主に改札を降りた人が見る広告です。ちなみに駅の改札口は1ヶ所、看板賃料は年間120万円。
改札が1ヶ所であることから、人は右と左の2方向に分かれます。乗降客数6万人という数字からおよそ3万人の人が看板を見る可能性があります。しかし上記のサイズですと、看板の近くを通らなければ盤面は見えず、たとえそばを通ったとしても、早足で通過した場合などは目に入りません。したがって、仮に100人に1人(1%)の人が看板を見たと仮定すると、年間あたりの看板視認値の目安を導くことが出来ます。
ちなみに年間あたりに看板を視認する人数ですが、まず【駅乗降客数】60000人に【改札口の数×2】2を掛けます。今度はその数値に【看板を見る人の確率】1/100、【月の日数】30、【年間の月数】12をそれぞれ掛けると・・・当該広告は年間あたり103680人に視認されるという、おおよその数値を導くことが出来ます。
また、看板代金は年間120万円ですので・・・下記の公式を用いると、到達看板の1人当たりの広告料の単価は、@11.11円となります。
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こちらの数字はあくまでも目安ですが、広告掲出の参考にしていただければと思います。
さあ、以上のことを踏まえてデザインを考えて見ましょう!